無念…!トヨタまた勝てず…!激闘のルマン24時間耐久レース。

6月17日~18日にかけて行われたルマン24時間耐久レース。「今年こそ勝利を…!」とトヨタは意気込み、さらにマシンを改良し出走マシンを三台にふやしル・マンへ乗り込みました。

昨年の結果もあって、手ごたえを感じていたように思えます。

「あの悔しさは、すべて伏線だ…!」

を今年のスローガンとして、徹底的に宣伝しておりその意気込みと確かな手ごたえが現れていたようでありました。

対するポルシェは、トヨタとは相反して非常に静かであり、WEC1戦、2戦ともに目立った戦績を残してはいませんでした。それがある意味不気味でもあり、三味線を弾いている…と疑る声もありました。

予選では、小林可夢偉選手のトヨタTS050がルマンのレコードを塗り替えポールポジションを獲得しトップ3をトヨタが奪う圧倒的速さを見せつけていました。昨年から見ていてもTS050が速いマシンであることはわかっており、いくら三味線を弾いていたとしてもポルシェに対して引けを取るようなことは無いだろう…おそらく皆そう考えていたのではないでしょうか?

そして、予選の結果を見て「基本性能では勝っている…!」と誰もが思ったハズです。しかし終わってみれば8号車が総合9位に入るのがやっとで、他2台はル・マンを完走することすらできませんでした。今日は今年のル・マンについて振り返ってみようと思います。

ル・マン最高峰クラスLMP1

日本時間の22時にスタートした今年のル・マン。最高峰となるクラスのLMP1には6台がエントリー。特に、LMP1ハイブリッドクラスのポルシェvsトヨタの闘いであり、強力なエンジンを電動モーターがアシストするハイブリッドマシンは、圧倒的な速さを見せつけます。

ポルシェ、トヨタ合わせて5台にハイブリッドを機構を持たないLMP1マシンのプライベーター(チームバイコレス)のマシンが加わりLMP1クラスとして走ります。

最高峰クラスであり、基本的にはこのクラスで優勝する=総合優勝と言っていい状態であり(他のクラスのマシンに比べ一段と高い性能を持っているために)
よほどのことがない限り、下のクラスLMP2以下のクラスのマシンにLMP1のマシンが抜かれることは無く、ましてや総合優勝争いを演じるようなことは最近のルマンではあまり見られないのが普通だったのですが…

今年は何事か起きてしまいます。

まさに「耐久」となった今年のル・マン

スタート直後バイコレスのLMP1マシンがクラッシュしその部品の破片がトヨタ9号車に当たり損傷してし少し後退してしまいますが、依然としてトヨタがリードする展開が続きます。
特にコースレコードを破った7号車は快調に飛ばし1位を維持、上手くスタートダッシュを決めたポルシェの1号車がそれに続きますが、しばらくして8号車に抜かれトヨタの1,2体制が出来上がります。そんな中ポルシェの2号車がトラブル発生でガレージへ、しばらくしてレースに復帰しましたが、もう勝負権は失ったように見えました。

(夕暮れ時2台仲良く走っていたTS050 画像引用元/TOYOTA GAZOO Racing)

夜を迎えレースも4分の1を過ぎたころに8号車にトラブル発生。これまたガレージへそれだけならまだしも、整備に時間を取られレースに復帰するまでに時間がかかりました。
それでも、7号車はトップを走っていますし、9号車も順調に走っていたこともあってまだ優勢には違いありませんでした…

ところが、そのトップを走っていた7号車が突然のクラッチトラブルで動かなくなってしまい、場所が悪くピットに戻る事が出来ずリタイヤ、9号車は接触によりタイヤがバースト期間を試みたのですが、破損個所から炎と煙があがりリタイヤ。こうなるともう8号車しかいませんが、修理に時間を喰ってしまいもはや勝負権は残されていませんでした…

実況スレも阿鼻叫喚「今年もダメか…」という絶望のなかレースは続きます。

トップとなったポルシェ1号車は翌日も快調に飛ばし、もはや敵がいなくなってクルージングのような余裕をみせていました。しかしレース終盤、突然自体は急変。アンドレロッテラーのドライブるするポルシェ1号車が突然の失速、そのまま帰還できずリタイヤしてしまいます。まさかのLMP1マシン全車にトラブルが起こる惨状に、まさかの下位クラスマシンの総合優勝さえささやかれる事態になり驚愕しました。

幸い2号車は的確かつ迅速な整備が功をそうし、なんとかトップのLMP2マシンを抜いて面目を保ちましたが、LMP1で生き残ったマシンはポルシェ2号車トヨタ8号車のみで、8号車は下位クラスに混じって総合9位という悲しい結果となりました。

ここまで耐久レースの恐ろしさを見せつけるルマンも久しぶりな気がします。

(画像引用元/Official Porsche Website – Dr. Ing. h.c. F. Porsche AG

一度戦線を離脱したポルシェの2号車が、優勝をかっさらう復活劇に耐久王ポルシェの意地を見せつけられたように感じます。

優勝おめでとう!ポルシェ!!

諦めません…!勝つまでは…!

うーん…今年のルマンはトヨタには厳しい結果に終わりました。コースレコードを更新したことは確かにすごい事だったのですが…

小林可夢偉選手のインタビューで出た「速さはあっても強さがなかった」という言葉が心にしみますね…今年もルマンを制すことはできなかったわけですが、ここで投げ出さずに挑戦を続けてほしいですね。


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