皆で振り返ろう!今年のニュルブルクリンク24時間耐久レース!【後編】

とても天候に恵まれた今年のニュル24時間レース!、耐久レースなのでそれ相応のトラブルやクラッシュなども見られるけれど、どことなく面白みがないなぁと感じていた前半戦。(まぁ昨年がアレでしたので…

確かに2台ほど優勝争いから脱落したものの、上位二台は安定したペースで走り続けています。実況スレでも、このままトップのアウディが何事もなく走り切ってしまうのでは…という空気さえ流れ始めていいました。

しかし、レースの展開は思いもよらぬ方向へ流れていきます。


※この記事は前半戦の記事を読んでから読んでね☆

【前編】はこちら→https://www.2ch.work/sports/5372

嵐の前の静けさ…夜のニュル

ニュルの夜は非常に過酷です。夜のニュルは見通しがきかず接触やスピンなどが起こるのですが。今年はこれと言って大きな波乱が起こりませんでしたね。
各所で細かな接触などはあっても派手なクラッシュもなくレースが中断することはありませんでした。天候も依然として良好で路面状態も悪くなく暗闇のなかエキゾーストノートが響き渡ります。

(マモノも爆睡中…「仕事しろ」というスレ民の声も華麗にスルー)
赤いテールランプが印象的な夜間走行帯ですが、あまりの静けさに見ているこっちは眠気が…
(なお筆者ここで寝落ち、実況スレを見失う大失態。)

美しい朝焼けと、河童とマモノとSUBARU

美しい朝焼けです。現地で見たらもっと幻想的なんでしょうねぇ…今年は天気が優れてたから、とても美しくみえます。
そして、サーキットを走る車とのギャップがまたいい絵になっていますね。


そんな素敵な感じに浸れたのは束の間でした。

我々日本勢にはお腹が痛くなる情報が飛び込んできます。

「スバルが接触によりドアが開かなくなるほどのダメージを負った」という情報が…

スレは一気に沸き立ちます。スバルは去年、一昨年とSP3Tクラスを制しており3連覇をの期待背負いながらアウディを追撃しておりました。

昨年の時点でこのクラスのアウディTTはとても手ごわい相手であることはわかっており、苦戦は必至。しかし四輪駆動による天候変化に強い事、特に雨天時の速さは誰もが認めるスバルの強みであり、多少の差があっても雨さえ降れば十分逆転することは可能だったと思います。もちろん実況スレでは定期的に雨乞いをしていました。(悲しいかな天気は晴天)

河童のAAのあとにマモノのAAが安価付けて、「呼びました?」とかほざいているやり取りが妙に筆者の印象に残っています。(なお…)

一方スバルは大慌て、ガレージは野戦病院に…

接触のところはまだ公開されていませんが、ボディ中央ドアがあり車としては最も脆い部分と言える場所を強くヒットしたみたいです。

取れたミラーをガムテで無理やり固定しますが…どの程度機能しるやら…

さらには、今後ピットのさい、ドアを止めているガムテをはがし、ドライバー交代やドリンク補充などをすませたらドアを無理やり押し込みガムテで固定しなければならなくなってしまいました。

次のピットに備えテープを蓄えています。ピットを重ねるごとに痛々しくなるWRXが印象的でした。

脱落していく猛者たち

レースも終わりが近づいてきた頃。マンタ師匠が、フェラーリと接触して砂遊び。

このあとしばらくして「マンタ師匠」リタイヤすることがわかりスレ民に悲しみの声があがりました。
マンタ師匠もここで脱落です。今年もおつかれさまでした。

ポールポジションだったSCG003Cも接触により順位こそさげましたが、奮戦していました。
これも、スピンし派手にクラッシュしリタイア。2台出走していたので片割れは完走できたのですが…Gt3勢を喰う勢いをもったマシンだっただけに残念でした。


一方こちらはスバル。満身創痍ながらもトップを目指します。

応援するツイッター民…これはツイート…なのか!?

これの他にも死に物狂いで雨を願う声をみつけました…それほどSUBARU追い詰められていたのかもしれませんね。

これだけ願ったのに、やってきたのは雨雲ではなく…マモノでした。

残り3時間と言った所でエンジンが火を噴きました。
また、左側(運転席側)のドアが接触で立て付けが悪く無理やり押し込みガムテでガッチガチに止めていたため脱出できない…!

写真でわかる通りドライバーが右側から脱出していますよね。画面越しに見ていてもとても怖いシーンでした。

スレもツイッターも阿鼻叫喚の嵐。
日本人のスバルへの期待の大きさを改めて実感じました。

またこれによって、日本のモータスポーツファンはトヨタにさらなる期待をかけていきます。

のこり2時間!優勝攻防戦。やっぱりマモノは空にいた。

レース20時間を終えたあたりで総合優勝争いは1位を行くアウディ29号車続く2位の9号車、クラッシュやトラブルを乗り越え上がってきたBMW M6。
Rowe Racingの98号車が3位で走っていました。

しかし、1位の29号車が残り2時間を切ったあたりでトラブル発生。
予定されていたルーティーンピットをこなし普通に優勝めがけてピットアウトして間もなくスローダウンし緊急ピットへ…

トラブル自体は速やかに解決したものの時すでに遅し…9号車、98号車に抜かれて3位転落。ガレージ内ではFワードを叫ぶ声が聞こえました。その後絶望するメカニック、頭を抱えるエンジニア…その惨状はまさにお通夜。

総力を挙げて追い上げる29号車。しかしそんなに早く追いつける分けありません…9号車はほぼ勝利を確信してい事でしょう。そのまま残り30分と言った所…「コースの一部で雨?」との情報がながれる…ちょうどピットに入るなら最後にしたい頃合いです。ここにきて…ここにきて最大の波乱が幕をあけます!

98号車も9号車も、スリックをチョイスしていました。当然と言えば当然です。雨はどうせ一部さらに残り時間も少ない…ここでレインタイヤを履くわけにはいきません。スリックタイヤを選ぶのがどう考えても無難でした。

続いて入ってきた29号車もピットにはいるのですが、失意でうまくピット作業がこなせません。特に燃料がうまく入らず慌てるピットクルーのすがたが印象にのこっています筆者は「あーこれはあかんわ…」などと思っていましたとさ。

一度発進しかけて、また戻して…もうまともに作業できているのか怪しい状態…そんな中なかばやけくそで雨天走行を想定したタイヤに突然付け替え始めます。
もはや「とち狂った」というほかありませんでした、実況人も「これはいけないだろー」という空気。

スレでも「表彰台すら逃しかねない」という意見さえみられました。

しかしわからないものです…雨は思いのほか強い…

この雨にスリックを履いた上位二台はよちよち歩き。千鳥足のようにふらふらしながらものすごい低速走行せざるを得ない状況になっていました。
そこにヤケクソでタイヤを変更した29号車が泳ぐように迫ってきました!スレもレースも一番の盛り上がりを見せます!


まずBMWが抜かれます…そして1位を逃げる9号車に鬼のような速さでせまる29号車。9号車はなんとか乾いた路面のところまで逃げ延びますが…レースは後1周残されています。必死に逃げますがこの土砂降りではまともに勝負になりません(トラクションがかからず下手すれば坂道を上がる事ができないおそれさえあった)
9号車はピットに入れてタイヤを交換することに…これで勝敗は決しました!!

表彰式と今年のニュルの終わり

(画像引用サイトADAC Zurich 24h Race – 24h-Rennen )

今年の優勝は、ヤケクソピットが奇跡の勝利を呼び込んだアウディスポーツ・チーム・ランドのアウディ R8 LMSでした。
24時間の最後の最後でこんなことになるなんて…ここまでの軌跡の大逆転はそうそうみられませんねぇ…
この30分の興奮を味わえるだけでもニュル24時間を見ててよかったと思えます。
この後、9号車のアウディをBMWが交わして2位浮上。アウディよりも雨に対してはBMWの方が有利だったのかもしれませんね。
よくよく考えると、ヤケクソピットがなかったらBMWの奇跡の逆転勝利でしたよね…そっちの世界線も見てみたかったなぁ(見れません)


SP3Tクラスは89号車 アウディTT RS2(LMS Engineering)が制しました。これに続いてトヨタは2位でゴールイン昨年は完走できなかったレクサスRCでしたが、今年は大きなトラブルもなく無事に完走することができました!

しかしアウディは強いですね…ドライバーもどことなく悔しそうでしたね。2位じゃだめなんですよねぇ…

(画像引用サイト TOYOTA GAZOO Racing )

レクサスには、新型のLCやRC-FのGT-3があるので、来年はより高みを目指して頑張ってほしいですね。総合優勝も狙える上位クラスでの参戦があればいいなぁ…

今年もニュルが終わりました…一つお祭りが終わった感がありますね。でもまだルマンがありますので、その時まで体力温存しとかないと!長くなりましたが、ご覧いただきありがとうございました!


※ トップチェッカーの画像に関しましてはニュル24h公式サイト(ドイツ語)から引用させていただきました。

※ ツイッターに関しましては、利用規約したがい適切に引用させていただきました。

The following two tabs change content below.