【第4回】ミリタリーソング紹介 「カチューシャ」

ミリタリーソング、あなたは聴いたことはありますか?
残念なことに多くの人が「NO!」と答えるでしょう。
戦時に歌われた曲のため負のイメージ強く、敬遠されがちなミリタリーソングですが、実は多くの名曲があるのです。
このミリタリーソング紹介では、そんな埋もれた名曲を紹介していきます。

第4回 カチューシャ(Катюша)

解説

カチューシャ(Катюша)はソビエト連邦時代の1938年に作られたロシアの歌曲です。作詞はミハイル・イサコフスキー、作曲はマトヴェイ・ブランテルとなっています。

もともとはジャズ・オーケストラの楽曲として作られましたが、独ソ戦(1940~1945)始まると戦場の兵士に広く愛され歌われるようになり、代表的な戦時流行歌として定着しました。また、「女性兵士カチューシャ」や「看護兵カチューシャ」といった替え歌が盛んに作られたり、当時ソビエト連邦軍のロケット砲にカチューシャという愛称が付けられたりもしました。

この曲の歌詞はカチューシャという娘が川の岸辺で恋人を思って歌う姿を描いています。このカチューシャはロシアの女性名エカテリーナ(Екатерина)の愛称形です。

歌詞

1.

Расцветали яблони и груши
ラスツヴィターリ ヤーブラニ イ グルーシ
林檎と梨の木が咲き誇っていた
Поплыли туманы над рекой
パプルィーリ トゥマーヌィ ナド リコーイ
霧が川面に漂っていた
Выходила на берег Катюша
ヴィハヂーラ ナ ビリック カチューシャ
カチューシャは川岸に歩み出た
На высокий берег на крутой
ナ ヴィソーキィ ビェーリック ナ クルトーイ
高く険しい川岸に

2.

Выходила, песню заводила
ヴィハヂーラ ピェースニュ ザヴァヂーラ
歩み出て、その少女は歌い始めた
Про степного сизого орла
プラ スチプノーヴァ シーザヴァ アルラー
草原の薄墨色の鷲のことを
Про того, которого любила
プラ タヴォー カトーラヴァ リュビーラ
彼女が愛したあの人のことを
Про того, чьи письма берегла
プラ タヴォー チ ピースマ ビリグラー
大切な手紙をくれたあの人のことを

3.

Ой, ты, песня, песенка девичья
オイ ティ ピェースニャ ピェーシンカ ヂェーヴィチヤ
ああ、歌よ、少女の歌よ
Ты лети за ясным солнцем вслед
ティ リチー ザ ヤースヌィム ソーンツィム フスリェート
輝く太陽を追って飛べ
И бойцу на дальнем пограничье
イ バイツー ナ ダーリニム パグラニーチエ
そして遠い国境にいる兵士に
От Катюши передай привет
アット カチューシ ピリダーイ プリヴィェート
カチューシャから想いを伝えて

4.

Пусть он вспомнит девушку простую
プースチ オン フスポームニット ヂェーヴシク プラストゥーユ
彼に一途な少女のことを思い出させて
Пусть услышит, как она поёт
プースチ ウスルィーシット カーク アナー パイョート
彼女が歌うのを聞かせて
Пусть он землю бережёт родную
プースチ オン ジェームリュ ビリジョート ラドヌーユ
彼に祖国の地を守らせて
А любовь Катюша сбережёт
ア リュボーフィ カチューシャ ズビリジョート
愛はカチューシャが守る

(1番繰り返し)




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