【第二回】100円!中古ビデオテープレビュー「突撃!バンパイア・レポーター」

「ブルースブラザーズ」、「ゴーストバスターズ」など、
TV出身のクリエイターが手がけるコメディ映画には特有の「締まらない魅力」があります。
今回紹介するのは「キャロル・バーネット・ショー」等のコメディ番組の脚本を主に活動しているラディ・デ・ルカによるコメディホラー。
監督としての最初で最後の映画作品です。

突撃!バンパイア・レポーター(TRANSYLVANIA 6-5000) 1985 米 94分

監督・脚本  ラディ・デ・ルカ(Rudy De Luca)
製作      トーマス・H・ブロデック(Thomas H. Brodek)
        メイス・ニューフェルド(Mace Neufeld)
撮影      トミスラフ・ピンター(Tomislav Pinter)
音楽     リー・ホルドリッジ(Lee Holdridge)
キャスト   ジェフ・ゴールドブラム(Jeff Goldblum)
        ジーナ・デイビス(Geena Davis)
        エド・ベグレイJr(Ed Begley,Jr)
        ジョセフ・ボログナー(Joseph Bologna)

あらすじ
新聞記者のジャックとギルは編集長に命じられ、フランケンシュタインの怪物を探しにトランシルバニアへと繰り出す。
二人は町長のレペスキューに招待され豪勢な城をホテル代わりに宿泊するが、
社会派レポーターのジャックは怪物探しに乗り気ではなかった。
取材をギルに任せきりに、現地で出会った子連れの女性エリザベスとの逢瀬に精を出すジャック。
ギルを狙う女バンパイア、死亡事件の相次ぐ謎の診療所、城内をうごめく怪しい影。
そして怪物の魔の手はエリザベスの娘に襲いかかる・・・

邦題では「バンパイアレポーター」と銘打っていますが、話の大筋はジェームズ・ホエール監督の「フランケンシュタイン」です。
主演はこの後「ザ・フライ」でタッグを組むジェフ・ゴールドブラムとジーナ・デイビスの元夫婦。
「吸血鬼ドラキュラ」の導入よろしく、ギルがホテルのロビーで「実はフランケンシュタインを探しに来たんだ」と旅の動機を説明すると、
ホテルの客たちはそんなギルをテンで相手にせず、その発言を笑い飛ばします。
このカットが執拗で、20秒ほどずっと笑い声が続きます。
バンパイア、フランケンシュタインの他にもマッドサイエンティストにせむし男、
狼男にミイラが登場しますが彼らは人里を襲うことはなく、トランシルバニアを舞台にゆるくコメディを繰り広げます。
そんな独特なテンポの映画ですが不思議と間延びすることなく、94分飽きずに見ることができます。
予算は冒頭に上げた二作の1/10の300万ドル。ギネスに残るカースタントや当時の最新技術を駆使したSFXこそありませんが、
「根アカホラー」とは上手く言ったもので、牧歌的な空気がとても愛おしい一本です。

ビデオテープはハードの互換性の無さで埋もれてしまうにはもったいない作品で溢れています。
ビデオデッキを手に入れてビデオショップでの「宝探し」を趣味に加えいれてみるのはいかがでしょうか。

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マンモス坂崎

マンモス坂崎

ファミレスで老いていくプロニートです
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コメント

  1. 匿名 より:

    なんでそんな邦題になったんだろう・・・
    wikipediaより
    >突撃!隣の晩ごはん(とつげき!となりのばんごはん)とは、1985年から
    あっふーん(察し