「ハゲタカのえじき」(カードゲーム)紹介

ゲームと言えばアナログゲーム。
PCゲームやゲーム機のゲームも面白いものはあるけど、究極の面白さを求めるならやっぱりアナログゲームになると思うんですよね。
ボードゲームやカードゲーム。
そう、わたしは「アナログゲームはデジタルゲームより面白い」説の熱心な支持者なのです。

異論あります?
あ、やっぱりありますか。
ええ、予想してましたとも。

あなたがすでに多くのアナログゲームをご存知で、それでそのように主張するのであればまあ文句はないです。
見解の相違ということですな。
どちらが正しいとか、あえて争うことでもありますまい。

ただ、アナログゲームをあまりご存じなくて主張しているのであれば、ちょっと聞いていただきたい。
数々の面白いアナログゲームの話を。
手始めにそうですな、「ハゲタカのえじき」の話を。
これが面白いんですよ。

「ハゲタカのえじき」はカードゲームであります。
昨今はカードゲームというとトレーディングカードゲームなどという、際限なく金を使ってしまうものと勘違いされることもありますが「ハゲタカのえじき」は違う。
普通のカードゲームである。
あなたが1500円出して1つ買えば、それで同時に6人まで遊べる。

さて、今日はわたしが持っている「ハゲタカのえじき」で、遊んでみたいと思う。
参加者はわたしと、あなたと、わたしの友人のA君だ。
ルール? 遊びながら説明するから、まあ始めてみようじゃありませんか。

はい、手札渡すよ。
「1」から「15」までの15枚。
このゲーム、手札に運は絡まない。
みんなが同じ内容の手札でゲームをスタートする。

さて、「ハゲタカのえじき」は得点札を取り合うゲームだ。
得点札は、「1」から「10」までの10枚と、「-1」から「-5」までの5枚がある。合計15枚。
これをシャッフルして裏向きにテーブルの真中に置く。
ではゲームスタート。
得点札を一枚めくる。
おや、「10」が出たね。
これは最高得点の札だ。これをゲットできれば勝利にぐんと近づく。
まずはこの札を奪い合うわけだ。

何をするかというと、手札から一枚を選んで、裏向けて出す。
全員が出したら、表に向けて、一番大きい数字を出していた人が得点札をゲットする。
ただし、誰かと同じ数字を出していたら、ゲットできない。

正直な性格のあなたは手札から「15」を出そうとしたのではないかな?
最高得点の札なら、一番いい手札を使ってでも取ろうと。
もちろんそれが正解のこともあるよ。

でも、仮にあなたが「15」を出して、そしてA君も「15」を出していたらどうなるか。

あなたもA君も取る権利を失う。
そして例えばわたしの出していたのが最弱の「1」であったとしても、最高得点である10点札は私のものになるのですよ。
それは面白くないでしょう?
あ、一度使った手札はもう使えませんからね。言うの忘れてたけど。

じゃあどうすればいいかって?
そうですな、「1」を出すのも一つの手ですな。
例えばだが、正直者のわたしとA君が「15」を出していたとする。
その場合わたしとA君は取る権利がないわけだから、出しているのが最弱の「1」でも、場に出ている10点札はあなたのものだ。
裏目に出て10点札が取れなくても、あなたが消費したのは最弱カードの「1」だ。最強札の「15」を無駄にしてしまうのに比べれば遥かにマシだ。

A君「なるほど、上手く行けば儲けもの、失敗しても損害は最小限ですね」

そうだね。
さて、あなたはどの手札を出すか決めたかな?
余計なことを言うかもしれないが、さっきの理論に従ってわたしとA君が「1」を出していた場合、「2」を選択しているのがベストってことになるだろうね。
2番めに弱い札である「2」で10点が取れればかなりの大儲けだ。

A君「え、じゃあ2を出したほうが良いんですか?」

さあねえ。
仮に対戦相手の出したのが「1」と「2」であれば、「3」を出していれば10点ゲットってことになるしねえ。

A君「結局何を出せば良いのかわからないですよ」

そう、相手が何を出すかの読み合いだからね。固定された正解はないよ。
さて、あなたも何を出すか決めたかな?
(「1」から「15」の何を出すか、心の中で決めてからスクロールして続きを読むことをおすすめします)

A君の出したのは「3」
わたしの出したのは「4」
あなたの出したのは何だったかな?

あなたの出したのが「5」以上なら、10点はあなたのものだ。
「5」で取れたのなら最高だね。まあ最高の手札である「15」を消費したのだとしても、10点のためだと思えば悪くない。
「4」だったら、10点をゲットしたのはA君だ。わたしとあなたが同じ手札で、取る権利を失うからね。
あなたの出したのが「3」以下なら、10点は私のものだ。

A君「なんで4を出したんですかぁ」

なんでって、ああいう話をしておけばA君は3を出すかなと思ったからね。4を出しておけばAくんには勝てる。
仮にわたしが15を出しても、同じ数字を出されてしまっては得点をゲットできないわけだから、ここは15は温存しておこうと思ったのさ。

さて、これで一局面が終了、そうしたらまた得点札の山をめくる。
出た数字を奪いあって、また一局面が終了。
15回これをやって、ゲットした得点札の合計で勝敗を決める。
一回10分以内で終わる手頃なゲームだ。

面白さの一端でもお伝えできただろうか?
シンプルなルールながら相手の思考を読むことが重要になる傑作ゲームなのだ。
まあ全然読みがなくても度胸だけでなんとかなったりもするが、それもこのゲームの魅力といえるだろう。
このゲームの紹介はとりあえずはここまでにしたい。
できればぜひ遊んでみてほしい。
4人以上がオススメだ。

The following two tabs change content below.
ニア森

ニア森

ゲームについて語らせるとウザくなる。基本的にアナログゲームのほうがデジタルゲームより好き。
ニア森

最新記事 by ニア森 (全て見る)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加