開幕迫るSUPER GT 2017年シーズン!!GT500の各チームの現状を分析するぞ!

国内4輪モータースポーツ最高峰。SUPER GTの2017年シーズン開幕まであと一週間と迫りました。

開幕戦は、今年改修工事を終えたばかりの岡山国際サーキット‼

日産・ホンダ・レクサス(トヨタ)の3陣営が、鎬を削るGT500クラス。

国産勢はもちろんポルシェ・フェラーリ・ベントレー…多様なレーシングカーが一堂に集結し競いあうGT300クラス。

今シーズンは大幅な車両規定の変更もあって、各チームの戦闘力が大きく変化しているハズ。

今回から数回にわたって、開幕前のテストのデータや、各チームの状況をねらーの視点から迫っていこうと思います‼

(上記画像引用元: SUPER GT OFFICIAL WEBSITE )


GT500の見どころは…

今年のGT500はなんと言ってもレクサス陣営がニューマシンを投入する。

それに呼応して、日産、ホンダ両陣営がどう出てくるのか…水面下での開発競争から、合同テストを経てまだまだ寒さの残る岡山国際サーキットで3陣営が激突する。

・レクサスのニューマシン!LC500 の驚愕の戦闘力。

↑疾走するニューマシンLC500。

(画像引用元:SUPER GT – TOYOTA GAZOO Racing )

3月25日、翌26日に静岡県の富士スピードウェイにおいて実施された第2回SUPER GT公式テスト。

一番時計を奪ったのは、ジェームス・ロシター選手の駆るau TOM’S LC500 36号車だった。さらにすごいのが1~5位までをLC500が占めた事。トヨタのホームグラウンドと言われる富士スピードウェイだが、近年は日産のGT-Rに押され気味で、富士での勝ち星が遠のいていたレクサス陣営にとっては幸先の良い滑り出しだ。

トップタイムを記録したジェームズ・ロシター選手がコメントを残している。

クルマのフィーリングは悪くない。走り始めから良いペースで走れたからね。

ただ開幕戦にはもう少しクルマをアジャストする必要があるかも。今回は第2戦の富士に向けてタイヤ選びがメインメニュー。ただ、どのセットを履いてもそこそこタイムが出せたよ。
前回の岡山では37号車がトップタイムで、今日は僕たちの36号車がトップ。良い感じでここまで進めてきたけど、レクサス勢はみな速いから、レースは簡単じゃないと思う。でも、とりあえず今日をトップタイムで終えることができハッピーだよ。

(SUPER GT公式サイトより引用)

このコメントを見るにマシンの仕上がりは悪くなさそう。その他のレクサス陣営チームも大体おなじくらいのタイムで走っていることもあり、LC500自体が高い戦闘力を秘めていることは間違いないだろう。開幕戦岡山でもしっかりデータを収集してより完成度を高めれば第2戦の富士で他を寄せ付けない活躍をみせてくれそうだ。

さらにこのau TOM’SチームにはF1パイロットのキャリアを持ち、ルマンでも活躍している中島一貴選手が加わり今シーズンの戦いぶりは特に期待がもてる。現状レクサス勢では今シーズン最も注目のチームかもしれない。

・昨年の雪辱を果たせるか?NSX-GT。

↑岡山、富士両テストでも好調で、ホンダ陣営の先鋒を務めるだろうKEIHIN NSX-GT。

(画像引用元:SUPER GT OFFICIAL WEBSITE )

昨シーズンのホンダ陣営は、正直つらそうだった。

特に前半はまるで勝負にならなかったといっていいかもしれない。2ch実況スレでも「これはGT400(※1)」などと皮肉られていた。後半はエンジンを新しいものにして多少戦闘力を回復させたものの時すでに遅し…終わってみたら、NSX勢最高位が11位のKEIHIN NSX CONCEPT-GT(※2)以下最下位の15までNSXが占めるという大敗北に終わっている。

※1 GT400                         :他GT500クラスマシンとあまりに戦闘力に開きがあったりすると言われる。

※2 NSX CONCEPT-GT  :名前に「CONCEPT」と入っているのは、デビュー時にはまだ市販されていなかった為。

今シーズンはどうだろうか?

18、19日の岡山のテストでは、小暮卓史選手のドライブする画像のKEIHIN NSX-GTが2番手のタイムを出しているし3番手、6番手にもNSXが入っている。今のところ「岡山」においてはLC500と渡り合える戦闘力を持っているとは思う。

が…25日の富士のテストでは、最高位が7位という結果をみるに正直な所…う~ん…どうなんだろう…と言った所。別に著しく遅いわけじゃないんだけど(そもそもLC500が上位5台を独占しているので)やはり課題はエンジン特性に有りなのかな?と思うところ。

「勝つためのシーズン」と公式サイトに乗せているホンダ陣営。今のところ調子がよさそうなのは、KEIHIN NSX-GTですね。

・どこか怪しい日産陣営。

↑いつものブルーではなくカーボンむき出しの真っ黒い姿が逆に目を引きました。

(画像引用元:SUPER GT OFFICIAL WEBSITE )

GT-Rの戦闘力は非常に高い。大体どのコースでも死角なしといった盤石ぶりを見せるGT-Rなのだが、今シーズンは岡山、富士のテストでも伸び悩み気味。情報を収集してみると…「ウェイトを積んでテストしている」…とか。「三味線を弾いているのでは?」などという声も聞こえてくる。実際テストのタイムを見ても日産陣営のチームはいまいち。富士のテストではカルソニック IMPUL GT-Rが6番手のタイムを記録するも、旗艦である23号車 MOTUL AUTECH GT-R駆動系トラブルで、思うようにアタックできなかったとのこと。2月の初めからマレーシアのセパンサーキットにのり込み熟成が期待されていたが

岡山では、LC500とNSXはほぼ拮抗していたようにも見える。その分GT-R勢には勢いがなかった。開幕戦の岡山に向かう日産陣営に策はあるのか!?

GT-R勢での注目は、やはり絶対的旗艦である23号車 MOTUL AUTECH GT-Rかもしれませんが…

あえて、GTアカデミー(※1)出身のGT300上がりの期待の若手。ヤン・マーデンボローが加わったカルソニックIMPUL GT-Rにも注目したいですね。

※1 GTアカデミー :ゲーマーからレーシングドライバーを養成するプロジェクト、グランツーリスモアカデミーの事。


・今年から車両規定が変わるSUPER GT

今年はなんと言っても車両規定が変わって、なかでも25%のダウンフォースの削減が義務づけられています。

近年はSUPER GTでも、高速化がすすんで、まるでフォーミュラーのような旋回速度でサーキットを走り回ります。

(SUPER GTは最速のハコのレースと言われるほどです。)

それだけ、タイヤは進歩し空力が熟成されてきたという事なのですが、ここにきてこれにストップの流れが来ているようです。今回規定変更もその一環でしょう。これによりコーナリングスピードは低下することが予想されます。新規定に対する各陣営の考えはなかなかつかめませんが…

レクサスはニューマシンを、日産・ホンダは既存のマシンを元に改修する方針を取りました。どうレースを面白くしていくかが見ものですね。

大本命はLC500で間違いなさそうなのですが、ニューマシンなので予期せぬトラブルもあるやもしれません。これから長いシーズンが始まります。

贔屓のチームを応援しにサーキットへ足を運んでみてはいかがでしょうか‼

そして、次回は、GT300について迫っていきたいと思います。

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