【ネタバレ注意】劇場版プリズマ☆イリヤ 雪下の誓いを見てきたので感想を。

どうも、南元暁です。

本日はプリズマ☆イリヤの映画を見てきました。

原作は全巻揃え、アニメも毎週テレビにかじりついて見る程度のにわかですが、映画になると聞いたときは驚きましたね。

とりあえず公開初日に見てきました。

この劇場版は原作七、八巻に相当する部分を映画化した模様で、原作を知っている方ならば察しはついていると思いますが、

これはプリズマ☆エミヤでした。

どっちかってっとプリズマ☆衛宮だけど。

いやぁ、本当に士郎士郎で士郎づくし。

せっかくのプリヤ銀幕デビューだというのに、堂々たる主人公、イリヤのセリフが「掠ってる〜!」「きゃああああ!」「誰?」「ほえ?」くらいなもの。

出番五分あったか?これ

まぁ今回はイリヤの可愛さより士郎のかっこよさを意識して行ったのでもーまんたい。

今回の見所は自身を「悪」と呼ぶ、異質な士郎。

最近放送されたUBWルートでは、正義の味方を目指すことを「間違いじゃない」と主張したり、HFルートでは正義の味方ではなくなることを選んだりとありましたが、今回は正義とは真逆の悪。

しかし士郎は士郎だなぁとも思いました。

まひろちゃん最高。

物語は切嗣と子供士郎が車に乗っているところからスタート。

切嗣、切嗣ですよ。

若干くたびれた感はありますが、やはり切嗣はかっこいい。

zeroと同じく、やはり切嗣は人類の救済を目指している模様。

聖杯を求めているところから、第四次は経験してないのかな??けど士郎を助けるときはzeroと一緒だしな、とか想像が広がるところ。

なんでも今回切嗣は朔月家という、神稚児進行の残る家を目的としているらしい。

超能力的なものがある家の子供が、もしかしたら切嗣の探し求めているものかもしれない、とのこと。

切嗣はあんまり期待していない様子でしたが、士郎は期待で胸を膨らませます。

しかしそのとき、切嗣が不意に急ブレーキを踏み。車を停止させます。

何事か、とおもって前方を見ると、なんと、視聴者に聖杯の泥的なあれを彷彿とさせる闇が街を、人を飲み込んでいました。

人がまだ残ってる、と切嗣に助けに行くよう訴えかける士郎ですが、切嗣はその場から逃げようとします。

幼い士郎にはわかりませんが、切嗣は自分の力ではどうにもならないことがわかっていたのです。

大人になるってある意味残酷よね……。

そして逃げようとする二人ですが、そのとき、なにやら優しげな光がその闇を包み込み、それを収束させます。

なにが起きたんだ、と二人はその光が発生した地点へ行ってみると、なんとそこは切嗣が目的地としていた朔月家。

そこにはおそらく闇を消し去ったのであろう、不思議な雰囲気の少女、美遊が。

はぁ、可愛い。

それを見た切嗣は確信します。

『これ』こそが切嗣の求めた、人類を救済するための道具だと。

そう、彼女は聖杯。

願いを叶える能力を持った美遊を、切嗣は自分が使うと言い、彼女の半壊した家から連れ出していつもの衛宮邸へ。

そこから士郎と美遊の偽兄妹生活が始まります。

もうここからしばらく微笑ましいのなんのって。

まだ幼く、おそらく神稚児ということもあって自我が薄い美遊は、家事をする士郎の後ろをちょこちょことついて行ったり、いつのまにやら蹴鞠が始まってたり。

士郎は美遊のことを一人の人間として扱いますが、切嗣はあくまで美遊のことを「聖杯」として扱います。

士郎の「美遊の六歳の誕生日パーティーをしないか?」という提案に切嗣は

「能力を失ってしまうまでの時間が短くなった日を祝うことなど出来ない」

と突っぱねます。

切嗣の過去を知っているとその拘りようにも納得しますが、それを知らない士郎にはその言葉が重く、残酷なものに感じてしまいますよね……。

美遊の使い方が分からない切嗣は美遊を見つけてからずっとその使い方を研究しますが、これも運命なのか、道半ばで切嗣は倒れてしまいます。

自分が長くないことを悟った切嗣は、士郎に美遊を使って人類を救済することを頼みます。

しかし、そのような大きな願いに美遊を使うことは、美遊を残酷な運命に導いてしまうということ。

それでいいのか、と思う士郎はその場では取り繕う返事しかすることが出来ませんでした。

そして時は五年経ち、いつもの士郎、つまり高校生になりました。

生徒会室でいつものようにストーブを直して、そこで一緒に食事をするのは一成……ではなくジュリアン。

メガネしか共通点がないぜ。

そして放課後には弓道部、こちらは辞めておらず、ずっと居残っている模様。

しかし部員の数は桜と士郎の二人だけ。

美綴が見たかった。

しかし、そのぶん桜が超メインヒロインしてたからおっけー。

「先輩の射形、好きなんです」だってさ。

後輩と二人っきりの部活だなんて羨ましい……と思ったのもつかの間、士郎は五年間の間、ずっと美遊を聖杯として扱うか、それとも妹として扱うか迷っていたのです。

そりゃあなぁ。

しかし、とあるところで士郎の決意は固まります。

星座を眺めていた美遊は、所詮星の並びでしかないものに何故意味を持たせるのか、と疑問を抱きます。

外界を知らない、淡白な質問です。

それに対して士郎は、昔の人は星に願いを込めたんだ、とロマンチックなことを。

それに感化されたのか、美遊は、人間らしい小さな願いを口にしました。

「士郎と、お兄ちゃんと本当の家族になりたい」と。

そこを境に美遊の目は人間離れしたものから、普通の人間の瞳に変わりました。

聖杯としての機能を失くし、人間になったということなのでしょう。

それから士郎は美遊を人間として、妹として扱うことに決め、彼女を外に連れ出すために様々なことを美遊に教えます。

「偽物」だった士郎の笑顔もいつの間にか「本物」へと移り変わっていき、その選択が間違いではなかったのだ、と。

それは桜やジュリアンにも指摘されるほど。

しかし、ここの士郎のロリコン疑惑には笑ってしまいました。

まぁ……通例のホモ疑惑から逃れられただけまだマシか。

そしてしばらく、季節はどんどん寒くなっていく模様。

遂に美遊を外に連れ出す日がやってきました。

美遊は海に行きたい、なにがしたい、と言いますが、士郎の中では最初にどこに連れて行くか決まっている様子。

そして、士郎が美遊を連れてきた場所はーー。

士郎と美遊が出会った、朔月家でした。

ここで士郎は、だましだましやってきていたことを全て白状し、これから本当の兄妹を始めようと決心します。

士郎は、自分を助けてくれたと勘違いしている美遊に「俺たちはお前を道具として扱うために連れてきたんだ」と真実を告げました。

美遊は当然うろたえます。

でも、今は違う。

そう伝えようとした瞬間、背後からジュリアンが現れます。

本編を見ている方ならわかると思いますが、ジュリアンはずっと聖杯を、美遊を求めていたのです。

だというのにそれを持ち去った士郎をジュリアンは盗人呼ばわりし、ギルガメッシュをインストールしたアンジェリカを使って士郎を串刺しに、美遊を連れ去ります。

言いたいことを伝えられず、体もボロボロになってしまい、士郎の意識はそこで途切れてしまいます。

そして目が覚めたとき、そこにいたのはラーメン屋の店主……ではなく、教会の言峰神父。

いつも通り怪しさ全開ながらも士郎を介抱します。

やはり、というかどうやら言峰は聖杯戦争の事に詳しい模様。

士郎の知りたい情報をあますところなく教えてくれました。

……正直何を企んでるか怖いところですが。

そのあと士郎が、美遊の連れ去られた、朔月家近くの爆心地に足を向かわせますが、美遊を取り返すどころかエインズワースの敷地内に踏み込むことすら不可能でした。

その時の士郎の悲痛な声が心にきます……。

「やっと本物を始めようと思ったんだ。だから、美遊を、妹を返してくれ……!」

ジュリアンは士郎を悪だと罵りましたが、そこに至るまでの過程を見ていた視聴者側の心情は……。

やがて季節は冬に。

士郎は何度もエインズワースへ侵入を試みて、言峰から黒鍵を買ったりしているものの、侵入は叶っていないらしく。

この頃から士郎の表情が変化し、目から輝きが消えたりと、切嗣に似たような表情へと変わっていきました。

擦り切れていく士郎を見ているとなんだかやりきれない思いが込み上げてきます。

結局長い間美遊を助けに行くことは出来ず、そして学校にも行かなくなった士郎のもとに、弓道部の後輩である桜が現れます。

あぁ、桜はどの世界でも健気だなぁ……。

しばしの日常タイム。

んもう、桜可愛い。

まぁ、その幸せな時間も終わるんですけどね。

なんと桜は、士郎を始末しにきた、エインズワースの手先。

カードを手に、聖杯戦争の開始を告げます。

「今まで騙していたのか」と口にしそうになるものの、士郎はそこで口を止めます。

しかし、桜は予想外にも、士郎にアーチャーカード、英雄王ギルガメッシュのカードを渡して、美遊を助けに行くよう言います。

そしてあるいは、美遊のことも、何もかもを捨てて自分と逃げてくれ、と。

ですが、もう選択を決めている士郎は逃げることを、桜を選ばずに美遊を選びました。

桜……。

と、そこで背後から頭のイッてるワカメ登場。

桜を刺し、自らはアサシンをインストールして二人をじわじわ追い詰めます。

このとき、傘を強化して攻撃を防いだりとなかなかトリッキーで好感が持てました。

やがて後がなくなった士郎は、桜に自分を置いて逃げるよう言います。

全てを捨てる覚悟があるなら、俺も捨てていけ、と。

けど。

選んでくれなくても先輩のことが好きだから、と桜はギルガメッシュをインストールして果敢にもアサ慎二に立ち向かおう……とするも、実はそのカードはどの英霊とも繋がっていない屑カード。

桜が裏切ることを予見したジュリアンがあらかじめ偽のカードを渡していたのです。

士郎を守ることが出来なかった桜は、ゆっくりと振り返り、ごめんなさい、と最後に言葉を残して……。

アサ慎二の亡奏心音で心臓をぶち抜かれて死んでしまいます。

のちに錯乱、桜ンスロットとなって利用される羽目になります。

切嗣の理想、美遊、友だったジュリアン、そして桜を失ってしまった士郎。

もう自分には何も残っていない、とアサ慎二の攻撃で滅多打ちにされてしまいます。

「妹を殺したのはどんな気分だ」

「射精の百倍気持ちよかったぜ!」

という最低な返事も聞けました。

ですが。

士郎はまだ、一つだけ残っていると。

それは誓い。

兄になると決めた自分の誓いだけが残ってると。

そして士郎は誰とも繋がっていないはずの屑カードに手を伸ばし、想定外のインストールを成功させます。

その格好は、士郎の姿をベースに、hollwのアヴェンジャーの頭のやつ、FGOのリミゼロ、そしてstay nightのエミヤの赤い外套の一部。

全ての士郎シリーズを上手くミックスしていて、とてもかっこいいです。

あまりのかっこよさに語彙力を失いました。

FGOで実装してくんねーかなぁ……なんて。

さて、ここからはインストールした者同士の戦い。

いくらエミヤがそこまで強くない英霊だとしても、正気を失った者に負けるはずがありません。

これまでの士郎達と比べても非常にトリッキーな戦術を見せ、徐々にアサ慎二を追い詰めていきます。

とはいえ肉塊と化したアサ慎二になかなか攻撃が通らず、士郎は得意の弓でカタをつけようとします……

が。

目の前に飛び込んできたのは桜のマフラー。

「先輩の射形を見るのが好き」と言っていた桜の声がフラッシュバックします。

そこで士郎は弓を引くのをやめてしまい、小さくつぶやきます。

「桜」

「ありがとう」

その瞬間、カラドボルグⅡを背後から迫ったアサ慎二に突き刺し、決着をつけました。

士郎は、途中から肉塊がアサ慎二でないことを見抜いていたのです。

そこでもう戦意を喪失したアサ慎二は、死にたくないとのたまいながら、這いずって逃げようと。

桜だって同じ気持ちだったさ、と士郎は剣を投影してトドメを刺そうとします。

と、その瞬間に慎二の記憶が取り戻されたようで、自分がとっくに死んでいたことを思い出します。

桜を手にかけたことや、色々な後悔が今になって湧き上がってきたらしく、士郎に殺してくれと懇願します。

そして次のカット、ここは原作にないシーンとなります。

連れ去られた美遊が、ダリウスと言葉を交わすシーン。

「自分は道具だ」という美遊の絶望がさらに深まる、良い追加だと思います。

場面がもとに戻ると、早速容赦無く士郎は慎二を殺害しました。

慎二の捨て台詞、「地獄で待っている」というのに対して、地獄にすら行けないかもしれないと心の中で返す士郎。

慎二を殺すと、そこに現れたのはクラスカードと人形。

そう、エインズワースは死者を置換して人形に魂を乗せていたのです。

つまり、これから戦うのは皆が皆死者。

原作と少し変わっていたのは、それぞれのマスターと戦う合間合間に英霊エミヤの説明が入ること。

お陰で原作では分からにくかった、誰がどの英霊を使っているのかというのも明らかになります。

予想はしていたのですが、ケイネス先生が現れたときは笑いました。

しかしその弊害か、エクスカリバーを使ったザカリーに対しての「その剣は片手で振れるほど軽くない」というセリフがなくなってたのは残念ですね。

好きなのに、あのセリフ。

しかしそれでも、原作では数コマで終わっていた各マスターとの戦いがキチンと描かれていたのは好印象。

見たかったんだよーこれー。

やがて全てのマスターを倒し、七枚のカードを手に入れた士郎は、いつもの大聖杯のある間へと足を運びます。

そして、遂にジュリアンとの再会。

自身を悪と呼ぶジュリアンに対して、士郎は自分の決意を見せつけます。

朔月の家の者は、どんな願いでも叶えられるチャンスがあったというのに、その力を初代から例外なく、自分の子が健やかに育つように、としか願わなかったと。

その思いが悪だというのなら、俺は悪でいい、とジュリアンと決別してその場を去りました。

ジュリアンは何もいえず、その場に立ち尽くしたまま。

そして。

今気づいたけどそしてとしかしの使用率が高い。

遂に士郎は美遊と再会します。

自分は道具なんでしょ?なんで助けに来たの?と卑下する美遊に対して士郎は、お前は俺の妹なんだから、お兄ちゃんが妹を守るのは当たり前だろ?と。

かっこよすぎるだろお前。

そして士郎は、クラスカードを使って自分の間違いかもしれない願いを聖杯に願います。

「美遊がもう苦しまなくていい世界になりますように」と。

その願いは成就され、美遊は美遊が幸せになれる世界へと次元を超える準備が始まります。

そこに来ちゃうんだよ。敵が。

ギルガメッシュをインストールしたアンジェリカがその場に現れ、美遊の跳躍を阻止しようとしますが、目の前に士郎が立ちはだかる。

とはいえ、今の時点で士郎はカードを持たないただの人間。

人間風情がーーと簡単に斬り捨てようとしますが、ここがエインズワースの誤算だった。

なんと士郎はカードに侵食され、もはやカードを使わなくても英霊エミヤの力を使えるようになっていたのです。

つまり、アレも出来るということ。

体は剣で出来ている。

血潮は鉄で、心は硝子。

幾たびの戦場を越えて不敗。

たった一度の敗走もなく、

たった一度の勝利もなし。

遺子はまた独り

剣の丘で細氷を砕く

けれど

この生涯はいまだ果てず

偽りの体は、

それでも

剣で出来ていた――――

UBWが発動し、アンジェリカを迎え撃つ準備は万端。

いやぁ、

けれど

ーーyet

の部分がかっこいいですねぇ。

「俺は正真正銘、英霊のまがい物だ!」と啖呵を切り、UBWルートのようにギルガメッシュへと立ち向かいます。

戦法はいつも通り、相手が射出する前に投影し、それをぶつけて攻撃を阻止する戦法。

だが相手はギルガメッシュの能力プラス、置換魔術を使う強敵。

いつものようにいかず苦戦するものの、格上相手に善戦します。

……けど、こいつはギルガメッシュの力を持っているだけであって、ギルガメッシュじゃない。

唯一の弱点といっていい、慢心がない故にアンジェリカは遠慮なしにエアを抜きます。

エアを抜かれては対抗手段がありません。

エミヤの目では神造宝具の投影は不可能なのですから。

代わりに、英霊エミヤが持つ剣の全てをもってして返礼とします。

究極の一vs有象無象の千。

ずっと昔からfate内で言われている、究極の一には敵わない理論はここでも残酷に作用してしまい、美遊の転送完了と共に士郎は魔力を失くし、エヌマエリシュによって吹き飛ばされました。

しかしその表情は満足げ。

世界という全てを捨てて究極の一である美遊を選択した士郎にはその理論は間違いではないことが証明されたのですから。

そして士郎は一人、切嗣に「勝ったよ」と言い残し、そこで彼の物語は終了します。

やがて美遊はイリヤ達の世界へジャンプし、プリヤ一巻、アニメ一期に相当する場面へと。

あぁ、懐かしい。

そして、あの頃何気なしに見ていた美遊にこんな過去があったなんて……と思うと感極まってしまいました。

美遊はラスト、イリヤと知り合い、そこで映画は終わります。

その続きは既にやった本編で、ってことね。

いやこれ良すぎだろう。

原作の時点でかなり良かったんだけど、劇場効果とアニメでの追加シーンで更にいいものへと昇華されています。

追加シーンナイス判断。

この映画をただの過去編とするんじゃなくて、士郎の話の一部とするんじゃなくて、ちゃんと一つの物語として成立させた手腕に賞賛を贈らずにいられない。

あぁ、もう。

続きアニメでやるのかなぁ。

それともまた劇場版なのかなぁ。

もう一気にプリヤ熱が高まり、これからの展開に目が離せなくなりました。

自分でも驚くほど長くなってしまいましたが、この辺で感想を終えようと思います。

もう少し簡潔にまとめる癖をつけねば。

あ、それと入場者特典の色紙は美遊が可愛かったぜ。

現場からは以上です。

書き忘れてた。

bgmのエミヤはやっぱり最高だったぜ。




    • このエントリーをはてなブックマークに追加